劇場版 艦これが本日からロードショーということで観てきました。
事前チケット予約はしてなかったので舞台挨拶や特典は貰ってないです。

劇場版 艦これ 公式サイト
http://kancolle-anime.jp/

movie
 



劇場内でポスターがあったのでパシャリ。

写真 2016-11-26 19 19 30



カッコイイ

こういう全員集合してる絵ってすごく好き。


では早速だけど感想とか。

ネタバレ気になる人は観ないほうが良いです。








劇場版に登場した(と思われる艦むすたち一覧)

覚えてる限りでこれくらいはわかった
セリフない子もいた気がするけどやっぱアニメ版であまりしゃべってなかった子たちが
出てきてくれたのは嬉しい。
特にパーティのシーンは凄かったなぁ。


・戦艦
長門、陸奥、大和、金剛、比叡、霧島、榛名


・正規空母
赤城、加賀飛龍(改二)蒼龍(改二)翔鶴(改?)瑞鶴(改?)

・軽空母
龍驤
(…瑞鳳、飛鷹、祥鳳、隼鷹どうした!?)

・重巡
鳥海
加古古鷹衣笠青葉
ストーリー的にあまり出番なし
愛宕、高雄
妙高、足柄、那智、羽黒


・航巡
鈴谷、熊野、利根、筑摩

・重雷装巡洋艦
大井、北上


・軽巡
大淀(作戦補佐)、
神通那珂川内天龍龍田

・駆逐隊
吹雪
敷波綾波、(初雪?)

夕立(改二)
睦月
島風、時津風天津風

如月

・その他
明石
夕張(軽巡枠ではなかった気がするw)
間宮

妖精さん

もっといたかもしれない・・・けどストーリー覚えるほうが必死で
キャラ多すぎて覚えきれなかった。


おおまかなストーリー

アニメ本編後の話だった。
メインの海域はソロモン海で、アイアンボトムサウンドの付近らしい。
泊地を構築し、そこに滞在して敵地を叩くという場面だった。

謎の声が深海から聞こえてきており、数名の艦むすが聞いたという報告をあげていたので、長門含め、作戦司令本部では何かの意図があるのではということで調査することに。
更に何故か海が赤く染まり、該当箇所を航海すると艤装になんらかの障害が起きて、壊れてしまうという自体が発生しており、その理由を探るのも課題だった。
吹雪だけがその影響を受けないので不思議に思いながらもある一定の結論に達していた赤城と加賀。

そして、重巡勢が戦闘後に浮かび上がってきた如月を発見し救助。
戻ってきた如月の様子がおかしいことに一部の司令部たちは気づいてD作戦(?)として情報を広めないようにする。

吹雪が主人公ではあったけれども、どちらかと言えば睦月と如月を主軸にしており、まさかの加賀さんの過去話や深海棲艦との関わりなどゲーム本編とも大きく関わってくる部分の謎が究明されていた。

提督は相変わらず不在だが、長門陸奥の秘書官をメインとした艦隊が、謎究明や戻ってきた如月の謎について考察をしていく。

今回のキーパーソンは、如月、加賀、吹雪だった。


キャラ的なもの

劇場版はキャラが相当数出てきたので今回は○○ちゃんがいない!みたいなことはあまりなかったと思う。
とはいえ、さすがに駆逐艦はキャラ数が多すぎて特にしばふ絵艦はあまり出てなかった(はず)。
パーティーのシーンはもっといろんなキャラの絡みや会話を見たかったなぁ。

終始シリアスだったので道中少しだけあったパーティだけが癒やしかもしれない。
まぁ下手に日常パート入れるとダレるからこれで結果的に良かった。

アニメと同じく、吹雪、夕立、睦月をメインにストーリーが進み、長門たち司令部の人間が敵の情報や海域の謎について明かしていく感じ。
赤城さんがいつも言っている、「頭のなかで何かが…」という昔の記憶を匂わせる発言をしていた点について、まさか加賀さんがそれについて言及してくるとは思わなかった。
過去の話については詳細は出なかったが、一度赤城さんを思いながら沈んでいった記憶だけは再現されていた。
いやぁこれを知ると、加賀さんの赤城さんへの思い、艦隊への愛を感じてゲームでもより使いたくなってくるね。

五航戦については、瑞鶴と加賀さん関連がちょこちょこあった。
特にアニメ本編で少し打ち解けた二人が更に仲良く?信頼関係?を気づきあげていたのは良かった。
瑞鶴も少し素直になったし、加賀さんも丸くなったw

後、ゲームでもレアな二人、時津風と天津風が出てきたよ!
しかもチョイ役じゃなくて結構吹雪と絡みあった。
ふたりとも可愛いなぁ。
天津風も馴れ馴れしくするのが苦手なツンデレぽさがよく出てたし、時津風のワンコぽさも全開だった。
これは嬉しいね。


如月ちゃんについては登場するんだけど…
なんちうか、うん、最後に感想で書く。


戦闘シーンについて

今回の劇場版で特筆するべき部分であり、見どころでもある。
しかも被害も多くて結構頭から血が出てたり、艤装もボロボロだったりとリアリティあった。

探照灯や照明弾といった、ゲームでよく使う例のアレも登場したんだけど、映像化するとこんな表現になるんだなぁっていう感想。
探照灯は相当近くで照らさないと遠くまで無理じゃねって思ったけど、実際はどうなんだろうね。

・重巡勢
冒頭シーンから熱い戦闘シーンで始まって一気に引き込まれた。
夜戦だったので史実的には例の戦闘だと思うんだけど、第6艦隊旗艦の鳥海が探照灯で敵を照らし、古鷹、加古、衣笠たちの砲撃で決めるかっこよすぎる。
天龍も砲撃じゃなくて刀かよ!たしかに持ってるけどさw ってツッコミ入れながらもかっこよかったよ
青葉はさすがにワレアオバはしなかったけど、活躍してたw
てか重巡みんな可愛すぎでしょう、ここが一番の見せ場だった。

・軽巡たち
川内型のみだったけど、花の二水戦をきちんと組んでおり、メンツとしては史実的な感じではなかったが、ちゃんと神通さんが旗艦として率いていたのは良かった。
魚雷や砲撃による攻撃描写が音響も相まって凄まじかった。

川内もボロボロになりながらも旗艦としての役割をきっちりとつとめてたのはさすがだった。
ただの夜戦馬鹿ではなかった(失礼

・戦艦勢
TV版ではあまり活躍できなかった大和の超巨大主砲による大砲撃は迫力も凄かった。
大破しながらも一人で何隻も沈めるシーンはさすがの超弩級戦艦らしさの安心感&安定感で感動する。
ゲームではまだ建造出来てないけどこれは欲しい…(あと大和ホテル最高です)

金剛型も例の如く全員参戦。
TVでは金剛榛名の活躍が凄かったけど、今回は比叡と霧島が奮闘してた。
特に霧島は顔面すれすれの砲撃や爆発で相当の被害を受けつつも対抗し、比叡は体中がボロボロになるまで戦って旗艦として指揮をとり善戦していた。

・空母勢
空母勢は僕は全員好きなので今回は蒼龍飛龍も大活躍で満足です。

加賀さんと瑞鶴の会話や関係性が結構描写されていたのもポイント高し。
赤城さん、加賀さんに対して、五航戦の瑞鶴翔鶴が遠慮がちなのは変わらずだったけど、TV版からの関係性については向上していたし、信頼し合っていたのは良かった。

蒼龍飛龍については作戦司令を受けた時にハチマキを頭に巻いているシーンが有り、改二の時の絵柄に似てたので改二として扱われてるのかな―と嬉しくなった。
ゲームでもしばふさんの絵では、あの飛龍の絵柄が凄く好きなんだよねー。

空母税の攻撃が弓矢なんだけど、発艦した後に、妖精さん艦載機を操縦したり索敵し、攻撃してる所は可愛くて微笑ましかった。

・駆逐艦勢
戦闘シーンは個人的には、夕立の活躍が凄くて史実的にも大活躍した、バーサーカーだの、ソロモンの悪夢だの狂犬の異名を持つ夕立らしさがよく出ていた。
今回はあまり駆逐艦自体の活躍は描かれなかった、あくまで水雷戦隊としての役割と先陣きって敵の誘導と対空対処だった。


・妖精さん、明石
妖精さんといえば、明石と夕張の工房での作業も手伝っていたりと、細かい部分でクスリときてしまう箇所があり、劇場に来ていた提督勢もココロの中で笑っていたはず。


深海棲艦の謎

思いっきり公式的にネタバレ全開なんだけど、やはりというか。

深海棲艦は元艦むすである。

全てが深海棲艦になるわけではないが、その部品の一つが「自分が所属していた部隊や仲間の元へ戻りたいという強い想い」によって深海棲艦化されるのだそう。

そして、一度、深海棲艦化した艦むすは「再度轟沈させることで元に戻る」ことがある(by加賀)

へーー!如月ちゃんが戻ってきたのはそういう理由か・・・

追加で戻ってきた場合は前世?轟沈前?の情報をある程度引き継いだ状態らしい。
だから赤城さんや加賀さんなんかは頭の何処かで・・・何かが・・・って言ってるんだね。

にしても倒しても倒しても湧いてくるし、だったらどうすればいいんですか!?
って吹雪が聞いてて僕も全く同じことを思ったんだけど、赤城さんが

「私達が沈まなければ、いずれは全ての元艦むすたちが元に戻るわ」

なんて言ってたからきっと全て倒しきれば終わるんだろうきっと。

ある程度はわかってた情報だけど、こうして明言されると
何故戦っているのかっていう部分については納得してしまった。

でも元同僚同士で戦うのは切ないね(´・ω・`)

それにしてもゲームだとカード調で生まれてくるんだけど、アニメだと裸の体で深海棲艦の体を突き破って出て来るからまじかよって感じだった。
これ女性だけの艦隊じゃなかったら色々アレだわ。


如月ちゃん、吹雪について&ラストとか

まずは深海棲艦化していく如月ちゃん。
救助された後に司令部に呼ばれるんだけど、記憶もしっかりあるし本人であることは確認されたけど、腕にアザがあってそれに加賀さんだけが気づいていた。

後にこれが深海棲艦化の予兆であったことが発覚。

徐々に進行していって、如月ちゃんの髪の毛は真っ白に、角が生えて、肌には謎の模様が刻まれていく。
こうやって沈んだ子たちはなっていくのね…。

ぶっちゃけブリーチとかでよくある、異能の力を取り入れて強くなった如月っていう表現がよくあってた。
この形態のままゲームに実装してくれないかなー。
如月改二(壊)とかw

んで、定番のラストでした。

大決戦で、睦月がピンチのときに如月ちゃんが助けにくるんだけど、既に完全に容姿は深海棲艦化してた。
強さも普段よりありえないくらい強くて、敵というより味方の深海棲艦を倒していく。

そして、吹雪は大和やその他の仲間の援護を受けながら、謎の声のしているアイアンボトムサウンドの中央部、光の柱の箇所へと単独で向かう。

そこで出会ったのが吹雪がかつてループを繰り返していた際に捨て去り、辛い記憶を忘却していたその思念体だった。
吹雪が特別扱いされていたのは、彼女だけは今までの子たちと違って深海化の影響を受けずにループしているから?らしく、提督もそれがわかっていたのか彼女を特別視してた模様。

と、まぁそんな感じで最後は私は全て受け止めるからー!!!
うおおおおお、私たちはずっと一緒だよ!的な。

下手に変な演出スルよりこれでよかったよ。

そして深海棲艦化してしまった如月ちゃんは被弾もすごく、吹雪ちゃんによって浄化されてしまった海域では生きることができないらしく、体が崩壊していく。

最後に睦月ちゃんに看取られながら2回目の轟沈…
どんだけ花田さんと田中は如月ちゃんを沈めたいんだよ!(涙

そしてEDスタッフロールが流れ、終わった後に最後のシーンで如月ちゃんが崖手前の花畑?にたってて
睦月ちゃんは吹雪や夕立のために作っておいたおにぎりを持ち、かけていって

「ただいま」
「おかえり如月ちゃん」


感想まとめ

TVアニメでやりたかったことや、断片的な情報を綺麗にまとめあげ、TV版を見ている来場者にとっては非常に満足の行く出来だったはず。

一部では今回のストーリーをR-TYPEなんて言ってたけど、まぁそれっぽいかもね。
輪廻転生型の話で、どこが起因なのかわかりにくいけど結果的にマッチポンプというか
終わりのない戦いというか。

TV版はあれはあれで個人的には楽しめたんだけど1クールでは消化不足だったよねぇっていう。
語りだすと長いのでここらで終わりにしますが。

劇場版は粗も多かったものの、戦闘シーン、キャラ登場、謎の解明、TV版での伏線など。
様々な要素が回収されて綺麗に終わりました。

残念ながら武蔵と大鳳は援護に駆けつけなかったし、長門陸奥の戦闘シーンはなかったね。

相変わらず提督は不在で無能なのですがまぁ下手に出すよりはいいかも。

そんな感じで、劇場版 艦これは無難な出来で、70点くらいだと想います。
なお、自分の嫁キャラ(金剛、夕立、翔鶴、瑞鶴、RJ)がいたのでキャラ点だけでは100点ですw


写真 2016-11-26 22 56 09


特典は1周目はピンバッチでした。
記念にパンフレット買った!

では。