ちょうど、Twitterのトレンドで一時的にだけどこんな感じになっていて


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「ん、何か新作情報でも出たのかな?」
なんて軽く考えていたら、こんな記事で話題になっていた。

樋上いたるさん、ビジュアルアーツを退社! | アニメイトタイムズ http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1474347404

このタイトル記事を見ただけで、最初に感じたのは「あーやっぱりなぁ」ってこと。
Twitterやまとめサイト、2chなどでも以前から樋上いたるさんはちょっと病んでるというか、会社では窓際族扱いされているなんて口走っていたし、実際のところわからないけど少ししょげている感じだったので。

たしかに最近のビジュアルアーツというかKeyは(個人的にVAよりKeyと呼びたい)あまり作品を出していなかったし、どちらかというとアニメ方面に力を入れていたイメージも強いので仕方なしかなと。
そもそもメイン軸であった麻枝准さんがアニメ業界に進出してしまった時点で個人的にはKeyは樋上いたるさんしか残っていないイメージなんだけどね。

そこでなんか一つの時代が終わったなと勝手に感じてしまったので、勢い任せて記事書こうかと思った次第でござる。

そもそも僕がエロゲ(ギャルゲ)に興味持ち始めたのがときめきメモリアル(SFC版)からなんだけど、PS版も買ってしまって気づいたらすっかりギャルゲにハマっていた高校時代。

「一緒に帰るところ見られると恥ずかしいし…」

ステータスも必死にあげたりして今思うと自分育成系ギャルゲってあまりないよね。
虹野沙希と片桐彩子が好きだったなぁ。

閑話休題。

あの頃(2000年前後)って本当にエロゲとかアニメ(特にOVA)についてはアングラ感が凄くて、今みたいに深夜アニメとして語られたり、レンタルなどで一般的な舞台に出てくるものではなかったんだよね。
年齢制限的な意味もあるが、学校でも当然、話題にすることはタブーだし、オタクの存在自体が迫害されていたのでひた隠しにして一般人ぶるのに必死だった。

そんな時に高校入学と同時に親に買ってもらったデスクトップPC+導入したインターネット(ダイヤルアップ)を手に入れた僕は愛読していた「E-LOGIN」っていうエロゲ紹介雑誌に載っていた各社のHPや常設されているチャットルームに入り浸っていたわけだけど、これがまた前述したとおり、オタクが迫害されていたことも相まって可愛出来る仲間がいっぱいいて本当に楽しかった。

毎日、学校の部活終わった後に急いで家に帰って、Tacticsチャットルーム(Keyになる前の会社です)に入り浸って、現在はKeyでシナリオライターしている魅さんとか音楽の戸越さんたちなど、一線で活躍している中の人達と会話したりしてた。
今思うとまさかこの人がライターとしてTacticsに入るなんて思ってなかったけど、当時は個人HPが主流だったしSSなんかも専用サイトはなかったので個人でHTML書いて載せてたりしたので、そこへ見に行ってた。
各ゲームキャラのファンクラブサイトなんてものもあって、恥ずかしながら好きな子のFCには入っていたりした。
特別活動があったわけではないけど、そこで発行されるIDや特別な称号みたいなものがある種の誇りでもあったんだよね。

※探したらまだあった!w
懐かしいな、わっふる同盟…(わっふるはONEというゲーム出て来る里村茜というキャラの好みの食べ物です)

里村茜ファンクラブ わっふる同盟
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/1436/one/


少し話が逸れるけど、Tactics、Key作品に共通してるのが食べ物ネタが多い、何か変な味や形状の食べ物が多いってこと。
Airだとどろり濃厚ピーチ味(飲み物)とか、ONEならキムチやわっふる、Kanonならたい焼き、謎ジャムとか。
これはライターの麻枝准さんや久弥直樹さんの趣味というか定番のネタだったりするんだけどね。
そんなわけで現実の僕もわっふるが好きだったりミルクティーが好きだったりした思い出w
急にそんなの食べ始めるから親からも不思議に思われてたけどまぁアニメやゲームファンにはよくあることだと思う。
ちなみに未だにわっふるは好きです、食べる時に茜思い出すくらい茜好きだったなぁ。

そんなのめり込むほど大好きだったTacticsも樋上いたるさんと麻枝准さんコンビとしてはONEを最後に社員ほぼ全員がKeyという会社に移籍となるわけです。
詳しくはWikiとか見てほしいけど、経営問題なのか社長とのいざこざとか色々言われてたけど結果的には旧き良き同人時代が終わった感じかもしれない。


一番古い、いたるさん原画作品として遊んだのを紹介。

「同棲」

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これは僕としてはいたる作品2作品目なんだけど(ONEが最初)、なにしろ当時はネットでの情報も乏しく俗に言うクソゲーを掴まされる可能性が凄かった。
そんな中、見事にクソゲーを引き当ててしまったのがこちら。

ぱっと見、パッケージは良さ気に見えるが中身は選択肢散らばりすぎ難易度高いし、ED意味不明で、Hシーンも使い回し多数で延々と同じ日常をさせられる。
さすがに擁護できないクソゲーだった。
背景なんて実写をぼかして入れてる次第で、専用のBG原画を用意出来るほどの財力がなかったんだろうなぁ。
それでも同棲っていう甘美な響に釣られた当時の若かりし頃の僕は買ってしまった。
思い出はプライスレス、購入はフルプライスです。
クリアして速攻売った思い出、さらば7800円…
ONEで期待しすぎた僕がいけないんだけど、ONEの出来が良すぎた。


ちなみにONEってのは正式タイトルは

「ONE~輝く季節へ~」


っていうゲームタイトルです。

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拾い物の画像しかなくて申し訳ないんだけど、そもそも公式HPすら合併吸収で消滅してるので察してください。
そうか当時はまだWin95(+DOS/V互換機)、PC98、Macでそれぞれゲームが出てた気がする。

時間系列が前後してしまったが記念すべき僕のいたる絵作品1作目。

「――永遠はあるよ」

というキャッチフレーズで、永遠がテーマ。(だったはず)

E-LOGINで好きな作品ランキングでも、ずっと上位にランクインしてて、絵柄は最初好みではなかったけどシナリオがとにかくいいと評判だった。
同時期に発売されていた作品だと、現アクアプラスのLeafから出ていた「痕」とか「ToHeart」かなぁ。
この2作品と今はなきELFの「同級生」「下級生」シリーズはずっと上位に作品としてもキャラ別人気としても根強く生きてた気がする。

そして、作品プレイしてないけどTacticsチャットルームに入り浸っていた僕は、当時のおじさんたちが「ONEは最高だから絶対プレイしたほうがいい」、「高校生でも黙っててやるから遊ぶんだ!」とか後押しされて購入した気がする。
ちなみにそのおっさんたちが「茜萌え~」「瑞佳たんと永遠したい」とか言ってたのを思い出すとかなり笑えるw
おっさんたち元気かな…今ではすっかり僕もそちら側です。

メインシナリオの久弥直樹さんは本当にいいセンスの文章を書いてくれるし心地よかった。
ギャグパート、日常パート、シリアスパート、そしてラストを綺麗に締めくくってちゃんと起承転結が出来る人だった。
最近のKey作品は全て麻枝准さんだけど、彼もまたこの作品でサブライターとして関わってる。
でも久弥直樹さんを崇拝してたくらいだし、やっぱ影響力あったんだなぁと。

シナリオや絵だけじゃなく、BGMについても触れると、日常のBGMやEDのインストだけの曲など本当にレベル高い作品だった。
折戸伸治さんは未だにトップクラスで好きな作曲家だし、戸越まごめさんも大好き。
エロゲサントラ初めて買ったのはこれが最初。

ONEについて語るとそれだけで1キャラ1記事書けるくらい好きで、何十周したかわからないくらい最高の作品だった。
当然、好きなキャラが多い作品なんだけど、特に、里村茜と長森瑞佳は僕の中で永遠のヒロインです。

長森瑞佳はこの子。
幼馴染でとにかく健気で口癖が「~もん」「~だよ」ってことから、だよもん星人って愛称で呼ばれていた。

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メインヒロインで主人公の幼馴染で世話焼きでドジっ子で、でも芯が強くて優しい長森。
可愛かったなぁ。

そして僕の永遠のヒロイン、茜。

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akane


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このONEっていうゲームのテーマである「永遠」について、長森に継いで唯一関わりが強い子。
裏ヒロインって呼んでもいいくらい、ストーリーの根本に関わってる。
今で言うツンデレキャラで、ツンが相当強いし、デレは本当に中盤終わりから最後くらいしかない。
これこそツンデレというか、クーデレのほうが近いか。
そのギャップもあってこの子はファンが多分一番多かった。

ONEについては目がでかすぎとかバランスおかしいとかよく言われるけど、このあたりの絵柄は個人的に結構好きです。
アニメだとナデシコが流行ってた時期でもあって、多分あかほりさとる絵に慣れてた人たちにしてみれば余裕だったと思うw

ちなみにロゴがNextonになってるのはNexton傘下のTacticsメンバーがほぼ全員Keyに移籍した後、移植されたりしたので、販売元がNextonになったため。
まぁPS版で出たボイスつきONEについても色々思うところはあるんだけど其れは今回は割愛する。


そんなONEを崇拝してた僕の元に、元Tacticsのメンバーが手がけた新作が出るという情報が入った。

そう、「Kanon」です。

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なお、この超限定パッケージを未だに持ってます。
ちなみに、これは当時はあまり注目していなかった人が多かったのと、初回生産分が弱気だったこともあり、超プレミア価格がついて、ヤフオクやゲームショップ買い取りがまさかの3倍以上っていうありえない相場だった。
売れば約7800円のものが2万~3万以上で売れるような代物でした。

今ではアニメ化も2回され、鍵っ子と呼ばれる所以はこの辺りからになるんだけど、とにかく泣きゲーの代名詞としても使われる程の知名度が高かった。
正直、後述する予定のAirよりこっちのほうが個人的には好きだったりする。

Kanonについては京アニ版のカノンを一気に見てもらえると良さがよくわかります。
多少端折っている部分がありますが、本当によく2クールで綺麗にまとめてくれたなと感動しました。
京アニ版だといい意味でいたる絵とは違って、絵柄も全員がクオリティ高く作成されていて本当にオススメです。

Kanonのテーマは「奇跡」

冬が舞台で、幼少期を過ごした街の従姉妹の家へ戻ってきたことから始まる話なのですが、自分が住んでいた地元が大雪の地域だったこともあって、色々感慨深かったです。
やっぱり好きなキャラたちと同じような風景を見て過ごせることは幸せだったかもしれない。

ちなみに大好きなキャラは「美坂栞」です。
病気で学校を休んでいる子で、同級生の美坂香里の妹です。

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今思い返しても色々おかしな点とか矛盾点はあるのですが、やっぱりこういう病弱系キャラには弱いです。
妹属性もあり、拗ねる姿も可愛くて、口癖は「そんなこと言う人、嫌いです。」

シナリオで言うなら、川澄舞と沢渡真琴が良かったかなぁ。
二人ともKanonの中枢シナリオとして重要なポジションだし、最後のあたりは結構泣いた。
ゲームで泣くなんてって思っていたけど、ONEの長森と茜以外だとこの二人はずるかったなぁ。

そしてここで僕が好きだったシナリオライターの久弥直樹さんがKeyを退社しフリーに。
ONEやMoonでこの人は天才だなと思ってたしあの作風はすごく好きだったんだけど寂しい。
麻枝准さんがギャグや日常を得意とする形で、メインのライターは久弥さんだと僕は思っていた。

ちなみにKanonからTactics系列作品的に初めてOPと歌がつきました。
当時は一部のゲームしかボイスやOP歌曲なかったので斬新だったし、ついにそういう時代になったんだなと感動しました。
 
BGMについては戸越まごめさんと折戸伸治さん+(麻枝准さん)
(というか麻枝さんは多才すぎてむしろ音楽メインでやってたほうがいいのではと思わなくもない)
個人的にどっちも大好きでこの二人がいてこその感動と作品だと思ってる。
エロゲにBGMはあまり関係ないって言われてた時代から、一気に必要な存在にシフトしていった頃だと思う。
 




あ、大幅に話が逸れるけど、当日に同時発売されたのが今はなき(2度目)のLeafから出た「こみっくパーティ」 (通称こみパ)
これも同時に初回限定盤を買ったけど、ぶっちゃけこっちはKanonで心が疲れた後だったので、相当面白かったw
コミケをテーマにしてて、自分が同人作家としてデビューして色んな同人に関わる女の子と出会っていく話で、アニメやゲームなど色んなパロディ盛りだくさんのお遊び要素満載のゲームだったなぁ。

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相当奥深い作品だし、Leafでは1,2位を争うレベルで好きな作品です。
が、LeafはLeafで今度語ろう。


そんなKanonで泣きゲーブームがきて、こぞって各社が泣きゲーを出し始めたけどやっぱKeyは強かった。
大体、1~2年くらいのスパンで新作が出てるんだけど、Kanonを出してから1年ちょい後?くらいにはついに出た伝説の泣きゲー。

「Air」

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作品テーマは、「希望」

ニコ動でも国歌斉唱とか言われるくらい有名なOPと、最後の涙溢れるED曲とシーンで、オタクかじってる人なら知らない人はそうそういないと思う程の作品。
原作はともかく、こちらも京アニがアニメ化してくれたおかげで知名度も爆発的に広がったしファンも多いと思う。

そんなAirだけどシナリオがかなり難解で当時は全キャラ+10周くらいしたけど理解しきれなかった。
結局、各種考察サイトを見てある程度納得したけど未だによくわかってない。
そういうこともあって、シナリオ的にわかりやすいKanonのほうが好きっていう単純な理由もあったり。

Airの舞台は夏。
Kanonとは真逆で夏の田舎町でのストーリー。
主人公は代々人形を操る力を持った一族で(ネタバレになるのでこのあたりは語弊あり)、旅をして暮らしてるんだけど行き着いた先がちょうどヒロインたちが住んでいるこの町だった。

この作品もまた田舎、夏、青空っていうシチュエーションで僕の田舎まんまなんだよね。
舞台的には海があるので違う県なんだけど、やっぱ住んでる場所ぽいところが出てくると嬉しい。
正直、Airはシナリオ的に色々考えると辛いことも多くてONEやKanon程は再プレイしてない。
とはいえ10周以上してるから相当楽しんだけどw

例の如く、OPはこれ、「鳥の詩 」
ゲームCDからリッピングして、頑張ってMDに入れて学校へ通う途中で延々聞いてたなぁ。 



ちなみに好きなキャラはメイン3人ではなく神奈ちゃん。
詳しく書いちゃうと超ネタバレなるのでアレなんで割愛するけど、
メインシナリオ終わった後にあの演出とこの作風になるのはずるいよなぁ。
え?これで終わり?って後に本当にワクワクさせられた。

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上がゲーム版で、下がアニメ版。
ほんと可愛い、たまらない。
いたるさんの絵としてはこのあたりのクオリティを確保していてくれれば全く問題ないと思うんだけどなぁ。

ちなみにいたるさんが先を越されてしまったと記事やTwitterなどで嘆いていた絵師さんは、この作品から参加しているNa-Gaさんのことだと推測出来ます。
なんだかんだ、旧き良きいたる絵を近代的な絵に仕上げてきていて、今の若者達に受け入れやすい感じになってる。
Airのときはまだ荒削り感あるけどね。
詳しく調べてないので適当言ってるかもだけど、そんなNa-Gaさんの作風が色濃く出ているクラナドやリトルバスターズ!やAngel Beats!がアニメ化されたので、多分、そのことを言ってるのではと思う。


ともあれこのAirの時点である意味完成されてしまったKey作品なんだけど、数年後に最も僕が愛してやまない作品が出てきてしまった。


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クラナドの作品テーマは「幻想」
※ちなみにエロゲと間違われるけどKey初の全年齢対象です。

一部でネタで「クラナドは人生」なんて言われるくらいの作品なんだけど、本当にその通りで、Key作品では珍しく付き合った後の結婚後の話を描いている。
てか幻想っていうのはなんか違うなぁと思うけど、Key自体がそもそも全作品を「家族がテーマ」にしてて、それに付随して考えてるらしいから、まぁ間違ってはいないかな。

正直、いたるさんはここで退社するべきだった気もする。
これだけ売れちゃったしある意味Keyらしさが最後に残ったのはこの作品だし、麻枝准さんの才能的な限界も僕はここで終わったかなって感じてる。(勝手なこと言うけど)
そしてNa-Gaさんが知名度あがってメイン原画に昇格して、メインいたるとメイン(&サブ)Na-Gaとしてデビューかな。

シナリオと共に音楽の良さもやっぱり評価したいところ。
戸越節と折戸が全開で聞き惚れる、夏時間とかは名曲としか言えない。

またOPつきなんだけど、これがゲームとアニメ1期OP 「メグメル」
eufoniusさんが作曲ってことで、最高すぎなんですよ。
まぁeufonius自体は数年前色々あって活動休止中ですごく残念なんだけど、ボーカルのriyaさんの歌声はすごく綺麗だし、この二人の作曲自体が独特で転調が多いから聞き飽きないっていう点もある。
ぜひeufoniusでググってyoutubeとかニコ動で曲聞いてみてほしい、よかったらCDとかも買ってくれ!(ダイレクトマーケティング)




クラナドについては毎年2回は通しで(4クール分)アニメ見ちゃうくらい好きだし、「クラナドは俺の人生」とか言っちゃうくらい痛い子になる僕ですが、少しだけ理由もあって、ちょうど専門学校卒業して就職した時に発売された作品だったりする。

初めての会社経験だし、学生気分から一気に社会人にならざるを得なくて気持ち切り替えが出来なくて、そんな辛い時期にこの作品が発売されてぶっ通しで遊んだ記憶。
作中の主人公、岡崎朋也も高校卒業してすぐに働き始めるシーンがあって、僕もちょうど社会人になって彼女と一緒に苦労してた時期でもあるしなんか感情移入しちゃって、この二人の生き方が余計に好きになってた。

また、少し余談をば。

このクラナド発売時頃の僕の初就職先ってのがエロゲ会社なんだよね。
ONEをプレイした高校時代に、「俺もこんな素晴らしい作品作る会社に関わりたくて絶対入るぞ!」って決めてた。
だから大学もそういったメディア系に向いてるところに入りたかったんだけど、ぶっちゃけ大学って専門的な学術を掘り下げて学ぶところで、そんな甘ったれた内容はやらないよね。
だからそれなら専門の方が向いてるってことがわかったので大学蹴ってそっちにした経緯もある。

専門時代のことは割愛するけど、クラスからゲーム系の会社に就職出来たのは僕含めて3名だけだった。
まぁそもそも新卒でエロゲ会社なんて行くやついないから僕を含めちゃいけないのかもしれないけど、それくらい嬉しかった。
専門学校の恩師へ報告しに行ったとき、先生方もあの問題児(色々ハチャメチャしてた)の僕が(一応)ゲーム会社に入ったってことで大喜びしてくれた。

ちなみに当時は3大エロゲ会社の大手として活躍していたF&C(フェアリーテール&カクテル・ソフト)株式会社です。
エルフ、リーフ、F&Cがゲーム業界としては最大手で一応待遇も良かったし新卒採用もしてた。
貴重な新卒枠をこんなところに使う僕もどうかと思うけど、作品に関わりたくて入ったのもある。

鍵っ子とか言ってるけど、一番最初にプレイしたエロゲが実はF&Cだったりもして、当時から好きな会社だったのも事実でこんな作品をプレイしてたのでちらっと紹介。


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当時としては、相当未来を描いて最先端を行ってた内容だと思う(あくまでシナリオの内容について)
今でこそVR技術が話題になって実現化されてるけどまさかこんな未来が来るとは思ってなかった頃にVRを使った出会い系システムで色んな女の子と出会って仮想空間で会話したりエッチしちゃうようなゲーム。
ぶっちゃけ攻略出来ないキャラ多いし、予算の都合で削られたとしか思えないような子がいたりと不満点は多いんだけど、それでも設定が面白くて、入社してからシナリオライターの人に会えた時は感動した。
未だに色褪せない僕のエロゲ原点です。


もう1個紹介。


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Piaキャロットへようこそ!2
SSに移植されたりしてて、結構有名所だけど、ファミレスでバイトしてそのバイト先の子とイチャイチャするゲームシステム。
しかもキャラ育成要素があって、少しときメモぽさが残っててハマったゲーム。
高校時代はバイトしたことなかったから斬新で面白かったなぁ。
これとその前作が大爆発ヒットしたので続編がいくつか出るんだけど、僕も一応3作目から関わってたりするw
まぁプログラマーなんでシナリオとか原画ではないんだけどね。

そしてF&Cでは過酷な労働環境やゲーム会社の想像していた働く環境と違ってたギャップもあって1年ちょいで体調不良も重なって退社することにしました。
夢ってこんなもんだよなぁってのと、ゲーム会社だけは勤めたらいけないっていういい教訓にはなった。
でも、シナリオライターの人や原画の人に出会えたことは本当に今でも宝です。

余談終わり。

クラナドについてだけど、ここで好きなキャラ絵を貼りたいところなんだけど、全てが最高すぎて語りきれない。
公式かどこかで「幻想がテーマ」って書かれてたけど、家族愛がテーマだと個人的に思ってる。
実際、家族描写がとにかく多い。
ヒロインの渚だけでなく、風子やことみ、有紀寧あたりも家族が大いに関わってる。

シナリオについては、特に古河家との関わりがもう涙腺崩壊だった。
主人公の朋也が紆余曲折あって居候することになる古河家が、最高に好きでこの人達の優しい家族愛に何度泣いたかわからない。
父親の古河秋生(アッキー)、母親の古河早苗さん、そしてメインヒロインの古河渚。
秋生さんも早苗さんも見た目めちゃ若くて、でも芯が通ってしっかりしてて、理想的な親像、本当に羨ましい。
近所でも評判のおしどり夫婦でパン屋を経営してる、なお早苗さんの創作パンは…。
てか、はっきり言ってサブキャラ含めて全員が好きな作品って珍しいかもしれない。

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全部のシナリオがきちんと筋立てされており、どのルートへいってもきちんと展開が綺麗に終わってるのも評価が高いところ。
あえて言うなら、藤林姉妹だけはちょっと難点あったけどそれでも二人は好きだったりする。
ギャグ要員のはずだった、悪友、兼、親友の春原なんかも本当にいいキャラとして作中で生きてる。
大体エロゲの親友ポジって噛ませで終わるんだけど、こいつがいないと朋也の学校生活は成り立たなかったと思う。
 
個人的な好みで書くなら、渚>越えられない壁>ことみ>=春原>有紀寧>=風子>藤林姉妹>美佐枝さん
ネタっぽく思われるだろうけど、実際春原(+芽衣)ルートは良かったw
まぁ渚はメインだしむしろアフターに繋がるからしょうがない。

長くなったので画像代わりにアニメ2期(アフター)のOPをば。
これもまた名曲で今度は麻枝さん自身が作詞作曲を担当してる。
アニメ2期見てて、流れたのを初めて聴いた時は感動したなぁ。
麻枝さんやっぱり音楽の方面で今後は活動した方がいいと思うw

クラナドアフターストーリー(2期OP) 「時を刻む唄」



シナリオについて少しだけ触れたいんだけど、KanonやAirの泣きとはまた違った感じで結構ガチで心にくるものが多かった。
これはその人がどんな人生を歩んできたかで違うのは当然なんだけど、家族構成とか生き方とかそういうのが僕にシンクロしすぎていたのかもしれない。
家族環境が結構複雑だし、色々あるから僕自身が理想的な夫婦像や親像に飢えている点も。

そして好きなシーンをあげると、特に、春原と朋也と芽衣ちゃんのシーン、ことみと朋也、朋也と父親のシーン、秋生と早苗と渚のシーン、朋也と秋生のシーン、朋也と○の草原シーン、秋生と早苗と○のシーン、朋也と渚のシーン、家族全員のシーン…etc…
シーンとしかかけないのがもどかしいけど今更ネタバレ気にする人はいないだろうけどあえて書かない。

そんな感じでクラナドは俺の辛い時期も一緒に支えてくれた色褪せない名作。
ぜひ、アニメ版でいいので見てください(ダイレクトステマ)
ちなみに京アニのアニメ版だとメインキャラ編2クール+After編2クールあるので覚悟してくださいw
でもそれだけの価値はあるしぶっちゃけAfterだけでもいいけど色々知ってから見ると面白さが違うと思う。


そして1年後くらい経った頃に発売されたのが、キャラとしても人気が高かった後輩の坂上智代と結ばれた世界線を主軸とした番外編アフターストーリー。

「智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜」


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色々言いたいことあるけど、やっちまったなぁって感じ。
クラナドがあれだけ完成度高かったから、期待値が高すぎたのと人気キャラ出しておけばっていう魂胆がちょっと見えてしまった。
途中までは面白かったのは認めるけど、やっぱなぁ・・・。
あ、でもOP曲だけは良かった、これは間違いない。
BGMと作画だけが良かったかもしれない。
まぁこういう挑戦的な作品もありだとは思うけど、このあたりで一旦Keyへの熱は冷めたかも。


planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜

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智代アフターの件もあるんだが、正直、途中で飽きちゃったけど映画化?されたりアニメ化されたぽいので評価次第では再プレイするかも。


智代アフターやplanetarianでなんか懲りちゃってしばらくKeyについては忘れてたんだけど
なんか大物が発売されたのでまぁ当然買っちゃったわけですが。

リトルバスターズ!+(EX)


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テーマは「友情」(と成長だと思う)

悩んだけど、やっぱKeyってことで、結局、原作買って3週くらいは遊んだ。
アニメ版は2年で1回見返すくらいは好きかも。
Ex版はしばらくしてから発売されたんだけど、コンシューマから逆移植されて、エロ要素と新キャラが追加された感じの完全Ver。
キャラ原画もいたるさんとNa-Gaさんが3:7?って感じになってた。
というか、Na-Gaさんがメインに変わったポイントかな。

シナリオは麻枝さんが半引退して新人に任せつつ、プロットや企画だけ担当してたってどこかで読んだ。
ストーリーは最初意味がわからなかったけど、世界の仕組みがわかってからはのめり込んだ。
ギャグパートは多めで友情っていうテーマが色濃く出てた作品。
日常シーンに限って言えば、クラナドより面白かった部分は多いかもw

この辺りからちょっとKeyぽさがなかった気がする、面白かったけど違うメンバーの作品として捉えてた。
恋愛要素もあったけど、それよりかけがえのない仲間との日常を大事にしている姿は思ってたより良かった。
全員が仲良くて、よくある個別のキャラ選ぶとその子しか出てこないようなことはなく、全員で何かを成し遂げるようなそんな展開が多く、あ~青春してるなぁって感じでプレイしてた。

ヒロイン勢より、男3人のほうが気に入ってる、ヒロインより男がいいキャラって珍しい作品かもw
棗恭介、井ノ原真人、宮沢謙吾、とにかくメインのこの3人が熱い。
日常パートでこれだけの男キャラが出てきて、しかも嫌味がなく、全員が楽しいってなかったかも。
ヒロイン勢が霞むほど、とにかくこの男たちの友情が素晴らしい。

そして其れに負けないくらいの元気で爽やかなノリがいいOP
結構このOPはスルメ曲で元気がない時とか聞くとテンションあがるし良いと思う。




ちなみにJ.C.STAFFからアニメ化された。
これも長編で、2クール+1クール+OVA(EX)
京アニじゃないけど普通に作画も良かったしシナリオ構成も問題なかったと思う。
ゲームやったほうが面白いのは間違いないんだけど、結構思ってたよりアニメ版が綺麗にまとめられてるので、そっちを見てもいいかもしれない。

個人的にリトバスで新しい若者層を取り込んだ感じが強い。
僕が年齢があがってきたのもあるけど、昔の作品を知らない層が多くなってきた。

筋肉~、筋肉ぅ~!


そして、クラナドアフターで懲りてないのか、またFDでやらかしてしまったこれ。

クドわふたー

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そりゃリトバスでいちばん好きだったし、ランキングでも1位だったクドとのエッチなアフター出るっていったら買っちゃうよね…ロリコン万歳!
まぁ内容はお察しの通りで、イチャラブものだけどなんか色々支離滅裂で一回遊んだらもういいやってなってしまった。
智代アフターのほうがまだシナリオ展開はともかくしっかりしてたかも。
久々にやってしまったなぁという後悔しかなかった。


そしてついに出てきた、完全にKey終わったなぁ作品。

「Rewrite」


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リライトって言うタイトル。
一周しかしてない、だから僕が語るのもおこがましいかも。

まぁ多くは語らないけど、昔の巨人みたいというか、4番バッターと豪速球ピッチャー全員揃えたら野球じゃなくて違うスポーツになってたって感じのゲームでした。

僕のエロゲ3大ライターに入る、あの最高傑作「CROSS†CHANNEL」の田中ロミオさんが参加するっていうからかなり驚いたのと、ひぐらしのなく頃にの竜騎士07さんが参加って聞いて、ビジュアルアーツまじで?!すげえなって関心してたけど蓋を開けてみたらお互いのいいところを食いつぶしてしまったというか、なんか内容負けしてしまった感じが強い。

原画についてはなんとなくリトバスあたりからNa-Gaさんにシフトかなーと思っていたら、企画や原画担当はいたるさんメインてことで二度びっくりした。
そう考えるといたるさん的にはこれが最後だったんだな。
(後で新作が出るぽいのでそっちが本当に最後らしいけど)

正直、内容はあまり覚えていない、バトルモノだった点と、後半の超展開についていけなかった点くらい。
不評だった割に何故かアニメが現在進行形(2016年夏)で放映されているので、見てみようと思う。



ひとまずKeyとしての僕のプレイ作品はここまでで、やっぱり麻枝さんが限界を感じたとかインタビューで言ってたけどその通りかなって思ったところです。

そもそもエロゲ業界自体が縮小気味で、著名なライター陣は軒並みラノベやアニメ脚本へシフトしてるし、原画の人たちはそもそもエロゲ以外で挿絵やコミカライズ担当したり、同人したりと稼ぎどころあるから、売上もそうだけど、ぶっちゃけ企業してどうこうするのはきつくなってきたんだと思う。

実際、今回は触れなかったけど、麻枝さんはAngel Beats!とかCharlotteとかアニメ制作に関わってて、ゲームのノリをうまく表現しようとしてたけどちょっと厳しかったなぁという印象。
あの神とまで仰いでいた久弥直樹さんもアニメ化を過去2本担当してるけどどちらもちょっとダメだったしね…
ちなみにsolaというアニメと天体のメソッドっていうアニメ。
solaはテーマ的にも個人的に大好きだったし、音楽とか雰囲気とか最高だったのにあまり売れ行きは良くなかったし、天体のメソッドはだいぶこけてしまった・・・歌と作画は良かったのになぁ。

お二人とも、ゲームなら大成功したのではと思う展開も多くてもったいなかったかもなぁ。
後にAngel Beats!はゲーム化されたけどプレイしてないので評価できず。
やっぱり1クールっていう枠は厳しいなってつくづく感じた。

なんだかんだ、他にも好きな作品はたくさんあるけど、お金に困っていない手軽に買える今と違って多感な時期にお金貯めて買って遊んだゲームはやっぱり記憶に残るなって。
エロゲ限らずコンシューマゲームも。

そんな感じで、昨日勢いで3時間位かけて超長い駄文を書き連ねてしまったので、1日置いて読み返してみると色々ひどいけど書き直すのも億劫なのでこのまま公開してみる。
なんだか途中からKeyの作品紹介みたいになってしまったけど、やっぱ昔の思い出補正も入ってる部分は否めないなぁ。

最近はすっかりエロゲやることもなくなりつつあって、年2~3本新作やればいい程度に落ち着いてしまったけど、名作、良作は年に1本はあるし、ライターも絵も進化してるからまだまだこの業界には頑張ってほしいなぁと思う。
最後になってしまったけど、いたるさんについてはフリーとのことですが、需要はあると思うのであまり気張らず、昔みたいに好きなように描いてくれるのが嬉しいかな。

では。