巷で話題になってたし、新海誠好きとしては見ておかないとなぁってことで早速行ってきました。
どうやら相当好評価だったらしく、Twitter始め、ネット各種で取り上げられており、ネタバレが怖いので出来るだけネット情報をシャットダウンしてました。

なお、その影響か、過去記事として同じ新海誠監督の「星を追うこども」の感想を書いた僕のブログにも結構アクセスが来てて少しdisった記事だったのを思い出したところでした。

なんか男女の爽やかな出会いと青春の物語でOP?メインテーマ?がかっこいい。

くらいの事前情報しか持たず行きました。
基本的に謎解き系以外は出来るだけ情報は無しで見るのが楽しいと思う派です。


君の名は。公式サイト

映画『君の名は。』公式サイト




以下ネタバレ満載で書きます。
基本的に映画タイトルで検索してくる人は見終わった人だと想定してますが
評価が気になってくる人は見ないほうが良いです。














■声優さんについて

・立花瀧
役の神木隆之介君は幼い頃から演技派だったけど、入れ替わりの演技も声優に劣らずうまかったと思う。
平凡な男子高校生の役って意外と難しいと思う、今時の声優さんがやってしまうとかっこよすぎて多分無理かも。

・宮水三葉
役の上白石萌音さんは初めて知ったけど、芋っぽさをうまく表現できてたし声も合ってたと思う。
特筆すべき点はないけど繰り返しみたらまた違ったイメージを持つかもしれない。
あえていうなら、ゼーガペインの頃の花澤香菜ちゃんみたいな印象、とても良い。

・奥寺ミキ
長澤まさみだったとは!!いやー失恋ショコラティエ大好きでした。
てか全く気づかなかったよ…美味しい役どころなんだけど言うほどストーリー絡んでなくて、あくまで噛ませぽくなってしまって残念。
実はあの村の出身だったりとかしたら色々ストーリーにも重みが出たんだけどしょうがないw

・宮水一葉
市原悦子さん、大御所のベテランがきたねぇ。
役者としても声優としても抜群だと思う、おばあちゃん役にぴったりだった。
村の長としての神社の伝統の語りとか。

・勅使河原克彦
成田さん、全く知らなかった。きっと有名な俳優さんだろうし僕がドラマを最近見てないからだろうけど。
でもいい声してたなぁ、幼なじみの一人で男のほう。実は三葉がちょっと好きだったりしたぽい。
村の人を彗星の被害から救うために避難させる時や、電力施設を爆破するときなど大活躍だったなぁ。

・名取紗耶香
悠木碧ちゃん、まさかの声優枠がここで採用なのか。演技の幅の広くなってきたし、よく考えたら元々子役だから普通にこういうの通るのかな―。幼なじみの女の子。
克彦と同じく、村人救出の時は放送係として避難誘導したりと活躍した。
典型的な負け組幼なじみ枠のはずだったんだけど、最後見る限り、克彦と付き合ってケッコンまでいったぽいw
個人的に幸せになってくれて良かった子。

・藤井、高木
瀧側の友人たち、これも声優枠として島崎信長と、石川界人が担当してる。
この二人は、松岡禎丞君同様、ここ数年でメインを担当してる若手の実力派。

・宮水四葉
三葉の妹、谷花音さん。知らなかった、俳優さんなのかな。妹可愛かったしいい演技だった。

スタッフロールには大原さやかさんとか他にも有名ドコロが数名がいたような気がしたけど気のせいかな、メインではなかったからHPには載ってなかったのかな。


■音楽/BGM

BGM自体もRADWIMPSが担当してるのかな?違うよね?
担当してるんだとしたら相当クオリティ高いなこれ。

いやー本当にずるい!
いいシーンで必ずメインテーマや主題歌、挿入歌、盛り上がる曲が入る。
まぁ1時間30分の壮大なムービーって言っちゃえば元も子も無いんだけどw

RADWIMPSが担当してるってことで、実は最初OP聴いた時に、「あっBUMPぽい!」とか思ってすみませんでした。最高でした。
良くも悪くも青春ぽさが溢れる曲で、この歌詞と曲調が若い子たちに大人気だなって痛感した。

見終わった後に何人か泣いてる子たちもいて、あぁ若いっていいなぁと感じた。



■ストーリー要所ポイント概要

ツッコミどころ満載で伏線らしきもの回収されてなかったり色々ありすぎるのですが、
結構、古典的な手法がいっぱいあったなぁというのが所感です。

基本は公式見てもらうとして、簡単に要所まとめると


・夏の田舎と東京の対比

どちらも経験してる僕としてはよくわかる、あるあるだらけだった。
田舎に住んでるとあの誰もが近所付き合いしてて息苦しい雰囲気はよくわかると思う。
それとどこにいっても絶景だらけの田舎。
カフェ行こうぜって言って、カフェがなかったのは笑ったけど実際スタバやドトールなんてここ数年でやっと出来たしあながち間違ってないわな。


・ボーイミーツガールの典型感

とある電車での一コマ、「君は誰?君の名前は?」ってところから始まる。
そして、舞台が変わって、紆余曲折あり、田舎の神社家系の女子高生と、一般の男子高校生が出会う。
実は二人は3年前に出会っていたという叙述トリックなんですが物語終盤でやっと意味がわかるっていう。
これは定番だけど憎い演出だなぁ。

正直、こういうの大好きです。


・中身入れ替わり

階段でぶつかってとかじゃないけど、主人公の三葉が神社で祈ったら叶ってしまった感じ
正確にはもう少し色々絡んでるんだけど概ね間違ってないと思う

男子高校生と女子高生が入れ替わりってうらやまs・・・いや色々大変だなって思う。
特にお互いの学校の場所もバイト先も友人や家族の名前すら知らないって相当生活としてヤバイ。
よく二人はうまくやりあったなぁと思う。

周りの友人たちの反応とか生活をもっと描いても面白かったのかなーと思う。


・タイムリープ

ただしシュタゲやまどマギのように何度も繰り返しではなかった、あくまで1回のみ。
中身が入れ替わることは多々あったのだが、大体時系列が少しおかしくなってたので怪しいなと思っていたけど、見事に最後はタイムリープで綺麗に問題を解決して無事大団円。

タイムリープものはどうしても矛盾点や問題点が浮き上がってしまうからあまり深く考察しないんだけど、まぁ今回のは俗にいう「セカイ系」作品なので、あまり深く考えずに、「彗星によって絶滅してしまった村と大好きな女の子を救った物語」ってことでいいかなと思う。

村を救うために色々策を考えたりしてるシーンは面白かったし、幼なじみの男女二人もいい味出していた。


・記憶がなくなっていく

これは必要だったのか謎なんだけど、違う時間軸を生きていたり(世界線が違う)、本来あるべき姿の世界ではないから仕方ないのだけど、死後の世界と通信してたと思えばまぁいいか。

お互いが大好きだと悟った時には、時既に遅し。
名前も忘れてしまい、大事な存在いたという心だけが残った。
あー、これは秒速5センチメートル系かなぁ・・・とか考えていたけどそんなことはなく
最後は・・・って感じだね。


・秒速5センチメートルとの対比

意識してないと思うけど、個人的にこの2つの作品が対比してるように思えて

「恋を途中で諦めて逃げ続けてしまったのが秒速5センチメートル」



「最後まで諦めずに思い続けて、最後に声をかけたのが君の名は。」

って僕は思いました。


■まとめ

少なくとも映像に関しては文句のつけようがないので満点どころか、芸術作品として綺麗過ぎてため息出そうです。

見終わった後に周りから聞こえる感想で、「よくわからなかったー」とか「時系列が意味不明」とか「中身が入れ替わった理由が意味不明」とか「最後どうなったの?」とか、まぁ内容一回見ただけでは理解しきれない部分も多かったかもしれないです。

特に映画館に来ている層が珍しく一般人層(notオタク層)が多かったから、ゲームやアニメでは古典的な手法の中身入れ替わりや、タイムリープ展開についていけないんだなぁと感じました。

音楽と風景と展開が綺麗に重なったことで中高生人気大爆発したと実感した。
そら秒速や星を追う子どもや言の葉の庭みたいな作品はちょっと受け入れにくいから仕方ない。

特に今回は最後がハッピーエンドで締めくくったあたりは僕は新海誠さんを再評価したいと思う。

と同時に、今回のケースに関しては、こんな感じのエンドでも良かったかなと思ったので書いてみる。

彗星の災害で滅んだ村を救うことはやっぱり出来なかったケース。

たとえ未来を知って過去にタイムリープして世界線を変えようとしても、世界線の終息は免れられないのが世界の摂理だった。
だけど、入れ替わって二人が出会った瞬間は本物で、例え一瞬でも二人が結ばれたのは嘘じゃなかった。
三葉を救うことは出来なかったけど、二人が出会って恋をしたっていう事実は残るし、瀧君はそれを糧に頑張って生きていく。
そして三葉そっくりの彼女に電車が交差しすれ違いざまに出会う
反対路線の彼女を必死に追いかけて、隣の駅で見つけた瀧が一言

「君の名は」

っていうENDが来そうな気がしてたんだよね。

でも本編の綺麗に終わった形は良かった。
個人的には誰かと観るよりこれはまた自宅で一人でのんびり見たい作品になった。
BD出たら買おうと思う。

オススメか聞かれたら、細かい設定や描写が気にならなくて、雰囲気で青春を楽しめる人なら向いてる
って答えると思う。
例えるなら時をかける少女が好きなら楽しめると思う。

ってことで、久々にいい作品でした。