秒速5センチメートルで有名な、新海誠さんの新作?となる映画です。
どっちかというと自分はエロゲやギャルゲのOPムービー作者として
昔から知ってるので、映像に関してはそっちのイメージが強いかな。


hosi

星を追うこども

■公式サイトはこちら


以下、公式よりコピペ

■ストーリー

ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。
その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという
少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。
「もう一度あの人に会いたい」
そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を切望し
アガルタを探す教師モリサキが現れる。
そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。


感想というか、超ネタバレ全開とDisもあるので
観てない人は気をつけてください。

最初に話を大きくまとめると
命とは? 生死と向きあうこと
多分、伝えたかったことはこういうことだと思う。

まず、最初からダメ出しをすると意味不明な用語が多すぎる。
パンフ見たり事前準備しておけよって話なのかもしれないし
俺の頭がついていけてないだけなんだろうが、そこで少し置いて行かれる。

次にきっと、宮崎駿作品をめっちゃ影響受けてるんだろうなーっていう
シーン・キャラ設定が多く見られた。
少なくとも、ナウシカ、ラピュタ、もののけ姫あたり。
地下への番人っていう存在は、ラピュタのアレそのままだしw
村落の人たちなんて、もののけ姫そのまま(ry
道中に出てくる、異種族?もどっかで見た感じなんだけどなんだっけな。

ストーリー的には、最初~中盤のワクワク感は異常なほど高くて
一気に惹きこまれたけど、後半でだいぶ落ちちゃったかな。
CMのシーンとか全然どうでもいいシーンだったしw
あれ見たらストーリーの中でも期待しちゃうでしょっていうww

ストーリー開始直後から、アスナが一人で暮らすシーンや、クラスメイトとの関係が
あまりうまくいってなかったシーンがあり、俺の中ではヒロインのアスナの
家庭環境がきっと鍵を握っていると思っていたのだが 何 も な か っ た 

いや、誤解を生むといけないけど、たしかに片親で母親は看護婦のため
帰りが遅く放置気味だったり、クラスの委員長?で成績優秀なためとっつきにくく
友達も敬遠しがちな存在のため、色々なシナリオ展開にされる素質はあるんだけど
ほとんど活かされてなかった。
むしろほとんど彼女はいなくてよかったんじゃないか?と思わせたw
これは後半理由を書きます。

後、シュン / シン という兄弟が出てくるんだけど、恋愛がらみでもなく
かといって、彼女の考えや生き方について影響を与えているわけでもなく
とりあえず、地底世界(異世界)の人物として出した感じが。。。

むしろシュンを何故死なせたのかも謎。
別に死なせないで、そのまま兄弟二人登場させて途中で病で倒れるとか
そういうシーンの方が良かったんじゃ?
シンとか長老に言われてとりあえず任務こなすだけみたいな・・・。

一番芯がしっかりしていて、安定していたのは森崎先生。
先生は、過去に亡くした自分の妻にもう一度会いたい、蘇らせたいという気持ちから
ずっと古代の研究をしており、すでにだいぶストーリーの核までたどり着いている。
異常なほど詳しくて、内容の解説&案内役だったけどw

基本的に登場人物はこのあたりだけです。
後は、母親と友達と、道中に登場する女の子、女の子の祖父、長老くらい。
人物はこれくらいがちょうどいいんだけど、もっと感情は背景を掘り下げないと
ポカーンって感じで終わってしまった。

ストーリー中盤に、森崎先生と二人で旅をし始めるんだけど、彼女いる意味がなかった。
別に死んだ父親に会いたいとか、シュンを復活させたいとか言ってなかったし。
世界の謎が知りたいわけでもなくて、なんとなく私はここにいたい的な。

「ただ、寂しかっただけだったんだ」

そう最後のあたりで言うけど、正直意味わかんないw
俺の読解力が足りないんだろうきっと。

先生も先生で、別に彼女放置でもよくって、むしろ旅の邪魔だっただろうなと思ったww
最後のクライマックス近くの崖のシーンとか、「君なら出来る!一緒にいこう」的なこと言ってたけど
正直、出会った数日程度でしかも過去に何かあったわけでもないのになぁって。

シンに至っては、兄貴の後釜をやらされてとりあえず任務を遂行するが
途中でアスナと出会い、先生と出会って・・・でも別に何かが芽生えたわけでもない。
優秀だった兄と比べられたり、兄の背中を追いかけていた感じはあったけど
彼の死を受け入れられなかった的な描写がある程度。
アスナと二人で泣いてたシーンは結構良かったけど、シュンの死が唐突すぎたのと
そこからなんかもっと広がるかなって思ってただけに残念。

そしてこの映画の肝である、死者蘇生。
まぁ普通に先生は神と呼ばれる存在と対峙して妻の蘇生に成功する。
けど、あくまで魂のみで肉体が必要という、対価システム。
そこにアスナが登場しちゃって、まぁ予想通り乗り移らせて色々云々・・・。
結果的に、何故かシンが必死にアスナを助けて終わるわけだけど
先生はさらに代償として両目を持っていかれるという話で終わる。

最後は、人は今後も大切な人の死という悲しみや辛さを背負って生きていこう的な。

あーーーすごいもったいない。

これきっと24話くらいでやったほうが良かったんじゃないかな。

世界観はかなり良かった。
地底世界、そこを開けるための鍵、神の箱舟、光を水を嫌い異種族
このあたりが出てきた時の期待度はMAXだった。
別にパクリだとかそういうのはどうでもよくて、ぱくるならそこから更に
オリジナリティとか引き込む独自要素を入れて欲しかった。

映像に関しては文句なしのクオリティで、シュウやシンがアスナを抱きかかえて
飛び降りるシーンとか、そういう躍動感あって鳥肌たった。
後は光と影の使い方や、朝夜などの変化と、森や空など自然描写が綺麗。
ここはもう絶賛としか言えない。

最後にここまでDisったのも、秒速5センチメートルの影響が大きいんだけど
結局、ジブリの綺麗なオチや終わり方があるだけにどうしたかったのかも
いまいちわからなかった点や、色々な設定が生かしきれていない詰めの甘さが惜しい。

もし、俺が途中からの設定を書くなら、

シュウは病気があり、地上では長く生きられないのを知っていながら地上に出た。
シンが彼を連れて急いで地底へ戻るがやはり病魔には勝てず、旅の途中で
異種族と交戦し、アスナとシンを守り死亡。
シンは彼の死を嘆きやはり森崎先生と同じく死者蘇生の道を辿る。
アスナは、父親にもう一度会いたいこともあり同じく旅に同行していく。
最後の神のシーンでは、先生は蘇生を望むが、アスナとシンは
旅の中で出会った村落の人達を見て、死を受け入れることも生きる意味だと悟り
彼のようにはしないことにする。

その後、器が必要とわかり・・・という展開でよかったんじゃないかなと。
出来れば、先生の奥さんは「今生きてる人を大切にしなさい」とかそういうありきたりな
展開のほうが良かったんじゃ?もしくは伝承にもよくある、ゾンビ状態で復活して
結局、蘇生なんて出来ないんだよ的な。
まぁ所詮、素人考えでよくある設定だけど。

そんな感じで、話題にはなっていたけど映像以外ではさほど評価は出来ないかなーと。
マクロスFのサヨナラノツバサのほうがよっぽど楽しかったw

色々、新海さんは課題が残ったんじゃないかなーっていう作品でした。
きっと見た人によって感想は違うんでしょうけど、こんなところで。
BDで出たら、再度観直してみたいと思います。


■追記
他の人の感想が見たくてレビュー探してたらすごく共感したのがあったので載せます。

映画感想駄文:にわか映画ファンの駄目な日常  星を追う子ども

遙かに文章力も考察もすごい!
これくらい言いたいこと書けたらなぁと思うw